令和7年度通常総会報告
令和7年度「前中・前高同窓会通常総会・懇親会」が7月12日(土)に前橋商工会議所会館で開催され、私たち平成10年卒業生が幹事学年を担当させていただきました。
総会では、都丸会長、天野校長よりご挨拶をいただき、今井京浜同窓会長、鳥居関西同窓会長、鵜生川元校長からのご祝辞を頂戴したあと、次の議案について協議が行われました。
第1号議案 令和6年度事業報告について
第2号議案 令和6年度決算並びに監査報告について
第3号議案 会則改正について
第4号議案 役員改選について
第5号議案 令和7年度事業計画(案)について
第6号議案 令和7年度予算(案)について
各議案は、ご参加いただきました皆様の賛成をもって可決承認されました。なお、役員改選では、都丸会長が退任し新たに反町副会長が新会長に就任されることや、狩野・瀧上両先輩が副会長を退任され塚田先輩、白石先輩、腰高先輩が副会長にご就任されること、新書記に小林先輩、川嶋さん、母校より田島先生、石田先生が就任すること等が提案され全会一致をもって選任されました。選任後、長年にわたり同窓会を率いていただいた都丸前会長に対し反町新会長より感謝状が贈呈されました。都丸前会長におかれましては我々平成10年卒業生も本会設営準備にあたりご助言お力添え等大変お世話になりました。改めましてありがとうございました。また長い間お疲れ様でございました。今後も顧問として引き続きお力添えのほどよろしくお願いいたします。
その後報告事項として「母校創立150周年記念事業」、「母校應援團創立90周年事業」、「同窓会テニス部会」の各事項について報告され、福島副会長による閉会の辞により閉会となりました。
記念講演では、平成10年卒業生でまちづくり関連会社を複数経営する臂徹氏を講師に迎え、「全国で官民連携まちづくりに携わる一介の都市計画家からみた、愛する郷土前橋のまちなかについて」と題した講演をいただきました。全国10自治体でまちなか再生に携わる都市計画家としての自らの実践とそこから得た知見を報告いただくと共に、前橋の中心市街地の「今」と「これから」についてユニークながらも具体的な視座に基づきお話しいただきました。1時間弱という限られた時間でしたが、聴講者による感嘆と笑い声が絶えない大変有意義な時間となりました。全国的にも先進地域として知られるようになっている前橋のまちづくりについて、「一市民として何ができるのか」考えるきっかけになれば幸いです。
講演会終了後は会場を移動し、いよいよ多くの方が心待ちにしているであろう懇親会です。会場の緞帳が下りていることに違和感を覚えた方がいらっしゃったかは分かりませんが、大太鼓の音と共に緞帳が上がりステージに現れたのは母校現役応援団12名、オープニングサプライズ企画として校歌と凱旋歌の演舞を披露していただきました。応援団による演舞を久々に目にして、現役時代を懐かしく(冷や汗と共に?)想い出していただけた方も多かったのではないでしょうか。現役高校生退場後、乾杯準備を進める時間を利用し「應援團90周年事業」、「本日の料理(ブランド豚『豚児之粋』)」、「同窓会テニス部会」、「前橋鈴木貫太郎顕彰会」、「まんが『前橋中学物語』」等について紹介・説明が行われ、小暮副会長による開会の辞、反町新会長と都丸前会長によるご挨拶ののち、平成30年卒の笹治先輩による乾杯のご発声で懇親会がスタートしました。
懇親会も終盤に差し掛かり、幹事学年交代の儀式である引継式に移ります。今年度は、幹事学年で作成したショートムービーを冒頭に投影する演出を行いました。我々の代3年次に夏の甲子園県予選で決勝まで勝ち進んだことをご記憶いただいている先輩方もいらっしゃるかもしれません。その白球が時を超え、国内外各地で活躍する同期の手を経てステージ上の平成10年卒代表幹事の大澤の手にわたり、来年の幹事学年である平成11年卒の川嶋代表幹事にパスさせていただきました。
引継式のあと、幹事学年と應援團OB会のリードに続き、会場全員で応援歌と校歌の斉唱を行いました。
中締めとして、高校卒業後60年、卒業還暦としてご招待させていただいた学年を代表して、昭和40年卒内山先輩からご挨拶を頂戴しました。
次いで、当日ご就任された塚田新副会長に閉会の辞をいただき、同窓会総会及び懇親会が盛会のうちに終了となりました。
当日は約500名の方々にご参加をいただきましたが、大きな混乱もなく無事幹事学年の責を全うできたことは、ひとえに大橋・鈴木両書記、事務局の武田様と山本様、昨年幹事学年を務めあげられた平成9年卒の片亀代表幹事による数えきれないほどのご指導ご助言によるものです。この場をお借りして感謝申し上げます。また、事前準備を分担してくれた面々はもちろん、当日設営にあたってくれた49名の同期の存在なくして任務完遂はできませんでした。卒業してから27年、音信不通となっていた同期も数多いなかで、設営準備をきっかけに再び同期の絆を紡ぎなおせたことは、何より得難い財産になったものと身に染みて感じています。残念ながら当日参加が叶わなかった仲間も多く、今後も定期的に「平成10年会」として集まる場を設けたいと考えておりますので、その際はさらに多くの同期が一堂に会することができたらと思っています。
結びに、来年度設営にあたられる平成11年卒の皆さん、今はまだ来年の本番に向けて言いようのない不安感をお持ちかもしれません。しかしながら大丈夫です、「自分たちが楽しんで準備を進める」ことが一番の近道だと終わった今は実感しています。準備を進めるにあたって不明な点などがありましたら何なりと聞いてください。来年度は開放感のもとで素晴らしい総会・懇親会を楽しませていただきたいと思います。
(平成10年卒代表幹事 大澤真人)