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同窓会について

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会長・学校長挨拶

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会長挨拶

アフターコロナの同窓会活動に向けて

都丸 正樹(昭和44年卒)

3年にわたり翻弄された新型コロナウィルス感染症は未だ完全には終息が見えない中、昨年はロシアのウクライナ侵攻、急速な円安の進行やそれに伴う物価高騰など、新たな社会問題が沸き起こり、ウィズコロナからニューノーマルと呼ばれる生活様式が次々と生まれてきました。

この様な状況の中、昨年も同窓会のメイン事業である懇親会は中止とせざるを得ませんでしたが、総会、講演会につきましては今まで通り対面で開催し、講演会では平成7年卒で前橋工科大学准教授の安藤規泰氏を講師に迎え「昆虫とロボットで探る生き物の動きの仕組み」と題してご講演いただきました。また、新たな試みとして母校の現状をビデオに収録し、各支部をオンラインで結ぶパネルディスカッションとともに、同窓会員の皆様にYou Tubeでリアル配信いたしました。コロナ禍で会員相互の交流の場である懇親会は3年連続で開催出来ませんでしたが、前中・前高同窓会員のつながりと伝統の火を消すことなく、しっかりと来年度以降に引き継ぐことが出来たと確信しております。平成7年卒の大河原代表幹事を始めとする幹事学年の皆様には3年にわたりコロナの感染状況を見据えながら企画をしていただきましたことに、心から感謝と敬意を申し上げます。これにより恒例となっていた卒業後25年となっていた幹事学年は今年度から卒業後28年の皆様に担当していただくことになりました。

さて、桑の弓育英会につきましては、昨年度より公益財団に対する寄付として税制上の優遇措置が適用されることから、同窓会員の皆様のご理解とご協力を頂き、一昨年を上回るご寄付を頂いていることに感謝申し上げます。昨年度は在校生10名に奨学金を支給し、50件の部活動激励費を支給することが出来ました。重ねて感謝申し上げます。

同窓会ホームページにつきましてはすでにリニューアルが完了いたしました。年会費などの支払いや住所変更などの届け出をWeb上で、学年会や部活動OB会の連絡先や情報提供、さらには母校の最新情報なども配信してまいります。是非一度ご覧いただきご活用をお願いいたします。

今年度の総会につきましては、平成8年卒の幹事学年の皆さんに担当していただき、コロナ前の状態で企画していただいております。多くの方のご参加と、会員皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

学校長挨拶

前高ライフを楽しむ

二渡 諭司

同窓会の皆様には日頃から母校の教育活動に対しまして格別のご支援ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

コロナ禍になり3年が経ちました。感染防止対策などコロナへの対応もノウハウが積み重ねられ、昨年度は蛟龍祭、優曇華、定期戦、修学旅行など本校で大切にしている学校行事を開催することができました。コロナ対応の一環として前倒しで進められた一人一台端末の活用も概ね順調で、生徒が授業のみならず休み時間や部活動などで端末を使う姿は今や当たり前の光景になってきています。

さて、そのような中ですが、最近の高校教育では、生徒が社会で生きていくために必要となる力を共通して身に付けられるよう「共通性の確保」を図りつつ、生徒一人一人の特性等に応じた多様な可能性を伸ばすための「多様性への対応」を併せて進めることが課題となっており、本校も例外ではありません。本校はこの二つの課題を両立させつつ、将来社会のリーダーとして活躍できる人材の育成を目指さなくてはなりません。リーダーは幅広い知識を基盤とした高い専門性をもつとともに、多様な人々のそれぞれが置かれている状況に想像力を働かせることができ、自分と異なる意見を尊重しながら議論し前進することができなければなりません。そのような人材を育成するためには、やはり前高時代に三兎を追いながら多くのことを経験し、ポジティブ思考と人々に感謝する心をもって困難を乗り越えていく力を身につけさせる必要があると思っています。このポジティブ思考と人々に感謝する心、困難を乗り越える力は順番に身につくものではなく、同時進行的にスパイラル方式的に積み上げられていくものだと思います。生徒には、このスパイラルの過程を楽しみながら前高ライフを送ってほしいと願っています。私は生徒に対して本当の楽しさの実感は、友達とワイワイ・ガヤガヤやっているときではなく困難を乗り越えた先にあると話してきましたが、ポジティブ思考は困難をチャンス、次へのステップと捉えることです。『生きる勇気とは何か』の著者、岸見一郎氏はその中で、「何かが達成された時にだけ楽しめるというのではなく、むしろ、今、ここにおいて楽しんでいい
のであり、それどころか、今ここにおいてしか楽しめないということである」と述べています。私も生徒、職員と共に今ここにある前高ライフを思いっきり楽しみたいと思っています。

同窓会の皆様には、変わらぬご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。