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同窓会について

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会長・学校長挨拶

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会長挨拶

受け継がれる「質実剛健、気宇雄大」

都丸 正樹(昭和44年卒)

輝かしい新年を迎えるはずであった令和6年正月は、能登半島地震と航空機事故により悲惨な幕開けとなりましたが、コロナ感染症の5類移行に伴い学校もほぼコロナ以前の状態に戻り、生徒は勉学に部活動に元気に取り組んでいるとお聞きしております。

この様な中、同窓会におきましても今年度は本部をはじめ全ての支部の同窓会、懇親会がコロナ以前の形で開催され出席をさせていただきましたが、県内に止まらず京浜、関西と広域で活発にユニークな事業を開催し、各部会においても例年同様の活動を通して前中・前高の歴史と伝統を引き継ぎながら、同窓生相互の絆を深めていることに感動しております。本部同窓会につきましては4年ぶりに多少の規制はあったものの盛大に懇親会が行われ、久しぶりに顔を合わせた同窓生との再会に笑顔が絶えることがありませんでした。企画、準備を担当された川村代表幹事を始めとする平成8年卒の皆様に心よりお礼と感謝を申し上げます。

去る3月1日の卒業式に出席させて頂きました。270人の卒業生と1,2学年の全生徒、それに420人の父兄が出席する中、厳粛な卒業式が挙行され、卒業生代表の答辞の最後には全員起立して回れ右をし、「お父さん、お母さん、18年間ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝える場面には心を打たれました。その後、卒業生による教職員と父兄に対する感謝の気持ちを表現した弾けんばかりの若さ溢れるパフォーマンスが披露され、これぞ前高、さすが前高生と、しっかりと質実剛健、気宇雄大の精神が受け継がれていることを頼もしく感じるとともに、ご父兄の方々もこの3年間のご子息の成長を改めて感じることが出来た一日だったと思います。

さて、桑の弓育英会でございますが、同窓会員の皆様のご理解とご協力により昨年を超えるご寄付を頂戴し、14人の生徒に育英奨学金を給付し、30を超える部活動に激励費を支給いたしました。重ねて皆様のご支援に感謝申し上げます。

最後になりますが、前橋中学校が1877年(明治10年)第17番中学利根川学校として開校以来、3年後(2027年)に150周年を迎えることになりました。今年度より式典、記念事業等について学校、PTA、母の会と実行委員会を発足させ協議を始めることといたします。皆様のご意見を是非お寄せいただきますことをお願い申し上げご挨拶といたします。

学校長挨拶

真のエリートたれ

 

 

 

 

天野 正明(昭和59年卒)

同窓会員の皆様には、日頃より学校に対して多大なる御支援・御協力を賜り、誠にありがとうございます。

この度の人事異動で本校の第40代校長として着任しました天野正明と申します。長い歴史と伝統を誇る前高の校長として大きな責任を感じる一方、1984年(昭和59年)に卒業して以来、40年ぶりに母校に戻ってきたことは、私にとってこの上ない喜びであり、感慨もひとしおです。これまで以上に元気な学校、強い前高になるよう、全力を尽くしてまいりたいと考えています。

さて、私は、前高生には、全員エリートとして社会に出て行ってほしいと願っています。一般的にエリートというと、「難関大学に進学し、一流企業等に就職し、出世競争を勝ち抜く・・・」といったイメージがあるかもしれませんが、私の考えるエリートは、それとは異なります。エリートには元々「中枢」という意味もあります。本物のエリートとは、単に社会的地位が高いということではなく、どのような組織であっても、その中枢でトップを支えたり、自らがリーダーとして判断・行動し、他のメンバーを導いたりするような存在、自分の利害にかかわらず他人のために尽くせるような人なのだと思います。自分では動かず、遠くから意見や批判を投げかけているだけの方が楽かもしれませんが、それでは組織に影響を及ぼしたり状況を改善したりすることは難しいでしょう。大変であっても、自身の力と人格によって組織を中枢で支えていくことに意味があり、前高生には、そういうことのできる人になってほしいと思います。

私は、前高生一人一人の持つ無限の力と積極性を信じています。前高には、質の高い授業、SSHを核とした探究学習、定期戦や文化祭をはじめとする生徒主体の各種行事、多様な部活動・同好会活動など、生徒たちが実力と人格を磨くことができるチャンスが遍在しています。それぞれが、前高での高校生活を最大限生かし、将来、「真のエリート」として社会で活躍してくれることを心から期待しています。

会員の皆様には、後輩である生徒たちに熱いエールを送っていただき、引き続き、御指導いただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。