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支部報告

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東毛前高同窓会総会・新年会が開催されました

令和7年2月1日、桐生市仲町の「料亭一婦美」において、「令和6年度東毛前高同窓会総会・新年会」が開催されました。東毛同窓会では瀧上昭治会長(S43年卒)はじめ17名、学校から天野正明校長(S59年卒)、本部同窓会から都丸正樹会長(S44年卒)、大橋書記が参加し、合計20名で開催されました。

総会では、瀧上会長のご挨拶の後、清水和彦幹事長(S57年卒)から活動報告がなされ、続いて川村徳佐会計幹事(H8年卒)からの会計報告の後、役員改選に移りました。新会長として白石俊昌氏(S46年)が出席者全員の賛成により選出され、瀧上前会長は顧問に就任されました。その後清水幹事長から令和7年度活動計画が提案され、出席会員全員の賛成により承認されました。また、新規会員の増強についても協議しました。書記大橋から母校創立150周年事業への支援と桑の弓育英会の事業について報告しました。

瀧上会長

瀧上会長ご挨拶

清水幹事長による活動報告

川村会計幹事からの会計報告

 

総会終了後、ミニ講演会に移り、副会長の白土昌義氏(S49年卒)が「北米赴任を振り返って」の演題で、(株)ミツバ役員としてアメリカとメキシコの拠点に通算14年間出向して経験してきたこと、感じたことをお話しになりました。桐生市に本社を構える(株)ミツバは、皆様ご存じのとおり、4輪・2輪車載電装品の開発・製造・販売を行う大会社ですが、現在海外に16カ国32箇所の拠点を持っているそうです。

ミニ講演会の様子

アメリカはメキシコに比べて人件費は約8倍で、メキシコでも労働者の格差、貧富の差は大きいとのことです。アメリカ人と付き合ってみて感じたことは、アメリカには合理性優先の価値感があり、行動の基準になっているそうです。例えばアメリカの工場長は部品の多少のキズや見た目が悪くても機能に支障が出なければOKという考え方の持ち主で、製品の質を向上させるのに苦労したそうです。またアメリカナンバーワンとういう自負があり、他国ではなく「なぜ、アメリカでそれを作らないのか!?」と反論されたとのことです。

一方メキシコ人は、一般的に「アメリカは好きだけど嫌い」で、アメリカ人がメキシコ人を上から目線で見ていると感じている人が多いそうです。メキシコ国内では地域間、州間の不協和音があり、難しい一面もあるようです。また、メキシコでは集団の中で自ら率先して手を挙げる人は少ないと感じたそうです。白土氏もご夫妻で両国での生活を体験された中で、アメリカ人もフレンドリーだが、メキシコ人に比べると「ちょっと上から目線」を様々な場面で感じたとのことです。

最後に母校前高に対するアドバイスがありました。以下がその要点です。
①外国語教育重視と外国人と交流する機会の創出
②世界史、中でも近代以降の世界史を学び取ること
③タフな精神力を鍛える。
④世界の人々と公平に対応できる気概と寛容

新年会では、寺田雅弘副会長(S45年卒)の開会の辞の後、白石俊昌新会長からご挨拶がありました。東毛前高同窓会としては、母校創立150周年事業や桑の弓育英会への寄附にしっかり取り組み、母校をバックアップしていきたい、またこの東毛同窓会に多くの人が参加して、交流を深めていきたいと話されました。続いて、都丸同窓会長の挨拶では、150周年事業への協力と同窓会年会費納入についてのお願いがなされました。天野校長先生の挨拶では、昨年9年振りに高高との定期戦で圧倒的勝利を収めたこと、その際、生徒が敗北した高高生を慮り、振るまいがとても立派であったこと、現在学校ではグローバルな視点を重視し、海外への留学促進プロジェクトについて研究していることなどをお話しになりました。

白石新会長からのご挨拶

都丸同窓会長挨拶

天野校長先生の挨拶

 

続いて、飯嶋浩一氏(S32年卒)の乾杯の発声で懇親会が始まりました。中間で最年長の飯嶋氏から順に参加者お一人ずつ近況報告がなされました。今回は、元野球部で甲子園での完全試合達成投手の松本稔氏(S54年卒)、定方久延氏(S63年卒)、前原利勝氏(H27年卒)のお三方が初めて参加されました。皆さん、お仕事の経歴や、入学時の思い出、前女との交歓会、趣味の話など多岐に亘る興味深いお話しを頂きました。時間はあっと言う間に経過し、川村徳佐会計幹事(H8年卒)のリードにより全員で校歌1番から4番を斉唱した後、籾山邦敏氏(S36年卒)の締めでお開きとなりました。

飯島浩一氏(右から2人目)のご発声による乾杯

校歌斉唱の様子

今回の東毛前高同窓会総会で、今年度各支部総会は全て終了致しました。本部同窓会や学校との絆を深めることができましたことを感謝申し上げますと共に、東毛前高同窓会の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

同窓会書記 大橋慶人(S53年卒)