亀島貞夫先生評伝の出版を祝う会のご案内(申込締切日変更)
本年5月発行の『前中・前高同窓会誌64号』で告知させていただきましたように、前高同窓生のお一人で慶応大学名誉教授の高草木光一さん(S50年卒)が、『書かれざる戦後思想──元学徒兵・亀島貞夫の躓きと希望』(花伝社2025.4.21)を出版されました。「躓きと希望」という観点から亀島先生の評伝として書かれたもので、元学徒兵の先生が抱いた戦後への愛着と違和感のせめぎ合いが一つの軸になっています。第一章「軍隊体験と戦後文学」、第二章「絶対平和主義のジレンマ」、第三章「道化として生きる」の三章構成です。太宰治、野間宏、中野重治、安部公房、丸山眞男、鶴見俊輔らの作家・研究者との関係にも目配りしています。前高時代の先生のことは主に第三章で扱っています。四六判で232頁、価格は2,200円です。
本書をご希望の方はAmazonなどからお買い求めいただけます。下をご参照ください。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763421697/hobonichi-22/ref=nosim
亀島先生の俘虜体験については、すでに、実践女子大学名誉教授の栗原敦さん(S40年卒)が在職中に「戦後文学の志」というタイトルで3回にわたって、非常に深い分析を展開しておられます。下のサイトから無料でダウンロードできます。
https://jissen.repo.nii.ac.jp/search?page=1&size=20&sort=-createdate&search_type=0&q=%E6%88%A6%E5%BE%8C%E6%96%87%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%BF%97
亀島先生がお亡くなりになって20年近く経った今日、先生を日本の文学史、思想史の文脈の中に位置づける堂々たる評伝が完成したことは、先生の謦咳に接した者として喜びに堪えません。ちなみに、本書をお読みになった同窓生から、すでに大変好意的な感想を多くいただいております。
つきましては、著者の高草木さんをお迎えし、栗原さんをお呼びして、下の要領で出版記念会を開催したいと思います。
日時:2025年6月16日(月)午後12時半開始
場所:群馬ロイヤルホテル
会次第
1. 開会
2. 祝辞・乾杯の音頭 ―戸部正行
3. 亀島貞夫の評伝を書き終えて ― 高草木光一
4. 亀島貞夫の俘虜体験・その<深み>に学ぶ ― 栗原敦
5. 閉会
参加費用6,000円(食事代、飲み物代込み)
参加申し込み方法
事前に、次のE-mailアドレスに、氏名とご住所をご連絡の上、6月10日(火)までに、下の口座に振り込みをお願いします。
※申し込み期限が変更となりました。
E-mail: ykata1986@gmail.com
三井住友銀行 兵庫支店(320) 普通口座3645111 名義人 カタヤマ ユタカ
なお、当日ご欠席の場合は代金をお返しいたしませんので、あらかじめご了承下さい。
ご不明な点等、お問い合わせがある場合は下記までご連絡下さい。
島田高志 E-mail; nashinohanatakashi@gmail.com 携帯: 080-5188-7411
片山裕 E-mail: ykata1986@gmail.com 携帯: 070-4408-4390
皆様のご参加をお待ちしております。
呼びかけ人:鈴木基司(S41卒)、島田高志(S42卒)、片山裕(S43年卒)